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年々梅毒患者の数が増え 身近な感染症となっています

梅毒は早期発見早期治療すれば特に後遺症なく治る病気です

梅毒は早期発見早期治療すれば特に後遺症なく治る病気です。副作用が少ないペニシリンを2週間使用するだけでほとんどの場合完治します。このコラムに書いてある内容を参考にして、一度自分の状況を照らし合わせてみてください。

一方で、それ以外の症状に関しては、一般的な病気でも見られる症状ですので、梅毒と診断するための有力な根拠とはなりません。例えば、発熱や関節痛は風邪でよく見られる症状でですし、紅斑(赤い皮疹)も丘疹(盛り上がった皮疹)は麻疹などのウイルス性疾患でよく見られます。

花柳界で流行が見られた当時は男性にも女性にも梅毒罹患者が多かったようですが、戦後は男性に多いことが特徴でした。特に同性愛者に多かったのですが、上のグラフにもあるようにここ最近は女性の患者も増えています。なぜ女性に患者が多いのかがはっきりしているわけではありませんが、セックスライフの変化が関与している可能性は否定できません。

梅毒は Treponema pallidumによって起こります。Pallidumは蒼いという意味で、例えば脳の淡蒼球という部位は、ラテン語で globus pallidusと言います。トレポネーマ自体は、Treponema pertenue, Treponema carateumとして紀元前1000年代にユーラシア大陸に存在し、ゴム腫に侵された骨-骨膜障害が示されています。

年々梅毒患者の数が増え、身近な感染症となっています。一人ひとりが知識を持ち、気をつけることで感染の拡大を食い止めることが期待できます。

上にあげた症状の中には発熱や関節痛のように風邪などの一般的な病気でもみられるものがあり、これらは梅毒へ直接結びつけにくいものですが、扁平コンジローマは梅毒に特徴的です。自分の症状が扁平コンジローマに似ている場合には必ず医療機関を受診するようにしてください。

繰り返しますが、梅毒は性行為でうつる病気です。それは今も昔も同じですので、仮に自覚症状がなかったとしても、コンドームを適切に使うことがとても大切です。

参考資料1. 梅毒の歴史 クロード・ケテル 寺田光徳訳 藤原書店2. 日本梅毒史の研究 福田眞人、鈴木則子編 思文閣出版3. J Epidemiol. 2007 Dec;17 Suppl:S3-13.Overview of infectious disease surveillance system in Japan, 1999-2005.

このように、梅毒の初期症状は「皮膚が固くなる」「リンパ節が腫れる」といったものが多いです。これらは日常生活に支障が出るものではありませんが、数週間以内に性行為をした人で症状が出た場合には、医療機関を受診して検査を受けるようにしてください。

ところが、彼らの誰かが梅毒に感染していたという記録はありません。そして第2回目の航海は 1496年なので、コロンブスが新大陸から梅毒を持ち帰ったとは言えないのかもしれません。むしろ、その間にアントニオ・デ・トレスが 1494年に 26人、1495年春に 300人の男女をアメリカからスペインに持ち帰っています。

梅毒の最初の記載は、フォルノヴォの戦い (1495年7月5日) の記録にあり、いずれにしても流行は 1495年以降と言えそうです。筆者の立場は、むしろアントニオ・デ・トレスらの艦隊がアメリカから持ち帰った女性が、スペイン人らに「利用」されて、梅毒が広まったというもののようです。

性病は有史以来存在していたといわれておりますが、梅毒がはじめてヨーロッパにもちこまれたのは、1493年、コロンブス(スペイン)の第1回アメリカ探検隊の隊員が西インド諸島の原住民との性交渉により感染したとされています。その後、隊員が傭兵になったイタリア戦争を期にフランス、イタリアに広がり、ナポリ病またはフランス病と敵国の名を病名としたが、自由を謳歌するルネサンス時代であったため全ヨーロッパに拍車をかけてひろがった。ヴィーナスなような麗人から感染する病気ともいわれ、むしろ梅毒は誇りのある疾患とされていた。日本には中国(江東)から倭寇によって1512年(永正9年)に京都に入り、瞬く間に日本中にも拡大し、江戸幕府は衛生管理する必要から吉原などの遊郭を作ったがその効果は得られなかった。性病は皆同一のものと考えられていましたが、1831年淋病と、1837年に下疳が別の病気であることがわかりました。明治になって梅毒病院が各地に設置され、明治30年(1897年)に「伝染病予防法」制定され、1905年初めて梅毒のスピロヘータをドイツのシァウディンとホフマンによって発見され、1909年にドイツ人のエーリッヒと日本人秦によりヒ素をふくむサルバルサンがみつかり、梅毒の治療に用いられるようになりました。昭和3年花柳予防法が制定され、1943年にフレミングにより抗生物質のペニシリンが発見され、一気に梅毒の患者が減少しました。

現在の日本では梅毒を調べる検査や治療が確立しているため、ゴム腫や神経梅毒といった末期症状が出る前に完治することがほとんどです。一方で、明らかに疑わしい症状があるのにもかかわらず放置していると、梅毒がどんどん進行して、こうした末期症状を招く恐れがあります。さらに、梅毒は性行為でうつる病気ですので、パートナーにうつしてしまう危険性もあります。思い当たる節がある人は早めに検査してもらうようにしてください。

梅毒がこれだけ流行している原因の一つとして、自分が梅毒だと自覚しにくいことが考えられます。気づかないうちにうつしあって、感染を拡大しているという構図です。

ここまで梅毒の症状の特徴を簡単に説明しました。梅毒の症状について詳しく知りたい人は、「梅毒の症状ページ」で写真付きで説明していますので、参考にしてください。